竹宮恵子『地球へ・・・』(テラへ)
-Takemiya Keiko- 朝日ソノラマ サンコミックス全4ほか SF。少年漫画として書かれたせいか、竹宮恵子さんの作品の中ではあまり竹宮さんらしくないくらいすんなり読める印象を受けた。しかしこうして見ると少女漫画とそうでない漫画とは、どの辺りに境界があるのだろう?
環境汚染が進み、死に絶えようとする地球を回復させる為、全ての人間は一時地球を退去、地球の清浄をはかる。そして二度と汚染が進まないよう、選ばれた人間だけが地球に住むことを許される。しかし、完全にシステム化された人間社会の中から、“ミュー”という超能力を持つ人種が生まれ、人間とミューとの戦いが始まる。 |